忘れるさびしさ 〜シンガ・タイ旅行〜
「あそこは午後から。かわりに水上ツアーどう?」。そう教えられたワット・ポー寺院は、訪れてみるとやっぱり! 午前から開いていたのだった。堂々の朝8時オープン。ただ水上ツアーは楽しかったし、なによりバンコクでトゥクトゥク・ドライバーに騙されただなんて、なんだかそれっぽくて素敵だ。
私は23歳で、この寺院には9歳のとき来ているらしい。全く覚えていない。私は両親に連れられて、小学2年でインドネシア、小学3年でタイを訪れている。だが覚えているのはインドネシア(たぶん)の市場が汚くて、だがあちこちに笹の葉で包んだお供え物のようなものが置いてあったことくらいだ。
冒頭の1枚だけじゃわかりにくいので一応あたまの写真も
小さい頃のことは忘れても当然? 確かにそうだ。そう考えていた。ところが最近、ある程度成長してからのことも忘れてしまっていることに気づいた。例えば中学の修学旅行で東京を訪れたときのことは記憶にない。国会議事堂を見学したはずだが、誰と歩いて回ったのか。何を感じたのか。覚えていない。
学生時代の4年間をどう過ごしたのか。いまなら覚えている。そのうち忘れてしまうんだろうか。もったいない。特に1年間ロンドンに留学していたときのこと。これを忘れるのはいくらなんでも辛い。つらつらと書き留めたブログはあっても、あの生活から既に3年が経った。少しさびしい気持ちになる。
by photo-by-kohei
| 2012-08-26 14:51
| Thailand
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