この「身悶え感」
イケメンがちやほやされる世の中にうんざりする日々ですが、
ダニエル・ハーディングという指揮者はさすがにカッコよす
ぎるのです。ずるい。男の私でも惚れ惚れします
そのハーディングと新日本フィルというオーケストラが演奏
するマーラーの交響曲第1番を月曜、聴いてきました。最初から
最後までずっとドキドキする曲。もうとにかく「ああ…!」と
快感に身悶えるポイントの多い作品です
オーケストラ音楽の良さ、なかなか理解されにくいことも多いと
思いますが、とにもかくにもこの「身悶え感」に尽きると思う
のです。
たまりたまったエネルギーが爆発する瞬間や、苦しさのなか
から最後、解放されたときの、愛にあふれたメロディーなど。
ああこの素晴らしさ、どう伝えたらいいんだろ。
* * *
ところで月曜は部署に新入社員が入ってくる日で、ということは
つまり歓迎会なるものがあったのです。そんなことは知らず
1カ月以上前にチケットを取ってしまっていたダメ2年生の私。
さすがにヒンシュクだろうと思い、演奏会が終わったあと一応
2次会からちゃんと駆けつけたのでした。上司には「かわいい
後輩たちと合コンとどっちが大切なんだ!」と怒られる始末。
かといってコンサートに行ってました、ともなかなか言えず。
ハーディングのマーラーのあとに米米CLUBやらAKBやらの
カラオケを聴かされることになるとは思わなかったよ。
(写真は開演前に撮影)
by photo-by-kohei
| 2012-05-11 10:51
| 東京