手探りでの作業

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2011.09.24
@大船渡市末崎町泊里
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ボランティアセンターで朝、「6班」での活動を命じられた。
チーム「6班」はこの日、側溝の泥あげを担当した

作業場所につくと、ミニバンを運転してくれたボランティア
センター職員のおじさんが、泥あげのおおまかな進め方と、
トイレの場所を教えてくれた

ところがおじさんは

「じゃあ15時くらいに迎えにきますから」

と言うと、そのまま本部に帰っていってしまった

その場に残されたヨソ者18人のチーム「6班」。
泥あげはみんな初心者だ。手探りで作業が始まった

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まず側溝のふたを外す。専用の道具があって、これがすごく便利だった
ふたりでこの道具(名前はあるんだろうか?)の両側を持つと、テコの
原理で軽々と外すことができる

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泥をあげる作業は、ふたりでペアを組んで進める

ひとりがスコップを持ち、泥をすくいあげる。もうひとりは土のう袋の
口を押さえ、すくいあげた泥をスムーズに入れられるようにする

あんまり泥をいっぱいに詰めてしまっても、後で運ぶのが大変になる。
だから詰める泥は、袋の半分か、せいぜい3/4くらいまでが限度だ

* * *

泥のなかにはときどき、ラベルに「ZARD」と書かれたMDディスクや、
「○○中学校昭和56年卒業記念」の文鎮や、そういった生活感あふれる
雑貨が混ざっていた。道路南側の側溝は泥が乾いていて、作業は面白い
ようにはかどった。北側の側溝は水をたっぷり含んでいて、みんな
泥だらけになった。スコップの上で小さなカニが動き出したときは驚いた

* * *

詰め終わった土のう袋。それを運ぶ係も必要になる。これにもまた、
専門の係を設けた。一輪車に載せて、みんなで決めた「集積場所」に
運んでゆく。作業が進むにつれ、土のうは次々と積み上がっていった

50分作業したら10分休む、というペースで進めた。タイムキーパー係に
なったのは20代後半のお兄さんだった。色黒で、笑顔が素敵な人だった

「それじゃ休憩で!」

声がかかると、みんないったんその場に座り「ポカリスエット」や
「伊右衛門」を飲んだ。当然まわりに自販機はない。朝のうちに大船渡の
町で買ってきたものを、ぬるいまま飲むのだった。しかし作業をしながら
とる水分はこのうえなくおいしい

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先のほうが尖ったスコップより、四角いスコップのほうが使いやすかった
効率よく泥をすくいあげることができた。側溝のサイズを超えた大きさの
スコップは全く役に立たなかった

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天気のいい日だった

直射日光があたるが、時折風が吹くと心地よい

まわりは草がぼうぼうに生えた荒れ地になっていた
だが、よくみてみると建物の土台だったのだろう、
コンクリートの骨組みが顔をのぞかせたりする

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このチームは作業中、しめっぽい雰囲気にはならなかった
どちらかというとみんな笑顔で、楽しく泥あげを進めた

それでもきっと、この広い一帯にもともとあった家々のことを、
みんな意識しながら作業していたはずだ
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by photo-by-kohei | 2011-11-01 03:43 | 東北


デジタル一眼初心者が、四苦八苦しながら写真を撮ります


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