菩提樹は3代目

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2013.03.09
@Buddha Gaya, India
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インドのブログ





 ブッダはインドの地を歩き続けた。ひとはなぜ老い、病み、死ぬのか。人生は苦しみばかりで、それなら何故この世に生を受ける必要があったのか……。納得いく答えはみつからなかった。出家から6年がたっていた。憔悴しきったブッダは、インド北部に流れるネーランジャラー川で沐浴することにした。

 そこに現れたのが近隣の村の娘・スジャータだ。苦しむブッダに乳粥をふるまった。ブッダは心身ともに回復。川をわたって、のちに菩提樹と呼ばれる大木の下で49日間の瞑想を始めた。ついに悟りを得たブッダはその後、教えを広めることを決意する。仏教は2500年のときを経て、世界宗教となった。


 実は現在ブッダガヤにある菩提樹は、ブッダが2500年前に身を寄せた木ではない。本来の菩提樹は5世紀ごろ、仏教弾圧で切られてしまっている。現在の菩提樹は、弾圧の前にスリランカに挿し木として移されていた枝を再びブッダガヤに戻したものだ。本来の菩提樹から数えると3代目にあたるという。

 境内では独特のリズムが響き渡る。意味がわからなくても、お経であることは確か。東アジア系の中年女性が抱えていた経典をのぞきこむと繁体字で般若心経の文句が書かれていた。熱心な仏教徒からすれば、ブッダガヤは相当な聖地なのだろう。軽い気持ちで訪れていることが申し訳なく感じられた。

写真は3月、菩提樹を前にお経を唱える準備を進める巡礼者ら


by photo-by-kohei | 2013-06-23 03:49 | India | Comments(0)


デジタル一眼初心者が、四苦八苦しながら写真を撮ります


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