妙な安心感抱く

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2013.02.24
@Lal Bahadur Shastri Airport, India
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インドのブログ





 インド人が怒っていた。バラナシからデリーに戻るフライトが欠航になったのだ。深夜の決定にも関わらず、「あなたのチケットは格安なので」(航空会社)宿の手配はしないという。直前までキャンセルはしないと説明されていたうえに、決定後の対応も係員によって差があった。ばりばりのインド流だ。

 スパイスジェット社の19時40分発の便に搭乗予定だった。20時過ぎ、バラナシの天候不良を理由にまず3時間の遅延が発表された。この時点でだいぶ怪しい。日曜の夜だったので、私は上司にメールを入れた。大丈夫、大丈夫。航空会社の係員は「飛行機は現在バラナシへ向かっている」と強調している。

 ところが23時30分、突如「フライトはキャンセル」とアナウンスされる。説明も「前停泊地のラクナウを離陸できなかった」に変わった。対応も係員によって違う。たとえば航空会社の予約事務所、私の列は「システムはすでに終了」と説明された。ところが隣の列では別便の予約が続々と進んでいた。

 「となりは対応してるじゃないか!」。文句をいうあいだにも翌朝の便はうまっていく。サリー姿の中年女性もセーターを着たビジネスマンも、煮え切らない反応を続ける航空会社係員に声を裏返して怒鳴っていた。街の中心までは車で30分以上かかる。旅客には行き場もなく、空港は一触即発の状態だった。

 結局、空港で一夜を明かすことになった。だがどうしてだろう? なんだか嬉しい気持ちになったのである。航空業界の競争は激しい。不満に思う客がいるのなら、サービス品質の悪い企業は淘汰される。インド流サービスに、インド人が血相を変えて怒っている、と、いうことは……。妙な安心感を抱いた。


by photo-by-kohei | 2013-05-09 22:32 | India


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