ひるがえって

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2012.03.24
@東京都豊島区池袋
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ひるがえって東京。

「計画停電、混乱相次ぐ 停電中の交差点、4県で事故4件」(3月19日)
「ゆうちょ銀、9割のATM停止 連休中、計画停電で」(19日)
「東電の計画停電、夕方まで見送り 夕〜夜間は昼ごろ判断」(25日)


1年前の新聞を眺めてみると、なんともおどろおどろしい、
こんな見出しが並ぶ。東京では昨年の今頃、駅でもオフィス
でも、蛍光灯が消されていた。鉄道各社は間引き運転を余儀
なくされた。渋谷でも新宿でも、街中の看板からは明かりが
消えた。

もう懐かしい話である。いまではすっかり元通りに戻った。
計画停電も、もう過去の言葉だ。死語になったともいえる。

計画停電を実施しないと大停電が起きると騒がれた1年前。
電力需給なんて誰も気にしない、平和で眩いばかりの今日。

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おかしな話だ。

実は今年のほうが、稼働している原発の数は少ない。東電は
震災直後にも、新潟柏崎刈羽原発の4基で発電を続けていた。
合計約390万キロワットを発電していた。

いまはゼロになった。定期検査のために次々と運転をやめ、
最後の1基もきょう(26日)、停止した。

東電は震災前、発電量の3割を原発で賄っていた。それが
ゼロになったのだから、電力量は圧倒的に足りないはずだ。
ところが、そういった事態には至っていない。

このカラクリを理解する人が、東京にはどれだけいるだろう?

東京では何故、原発なしでも電力供給が間に合っているのか。
東京の贅沢のために、どれだけの無理が強いられているのか。
東京の無理を通すため、犠牲になっているのはいったい誰か。

得をしているのは誰か。

* * *

「日本人は力を合わせて東北の人を助けると思っていました」

日本文学を研究するアメリカ人、ドナルド・キーンの言葉だ。
現在の日本の状況を、温和な性格に似合わず厳しく批判した。
日本国籍を取得するにあたり開いた記者会見で今月、語った。

「東京は忘れているんじゃないか。東京は明るい」

キーンが帰化を決断した背景には、震災後に助け合う東北の
姿があったという。そのキーンが、いま、東京に苦言を呈す。

どういうことなのか。

東京はもっと考えるべきだ。贅沢を捨て、生活水準を身の丈
にあったレベルまで下げるべきだ。私がボランティア活動に
参加し、ひたすら泥を掘り続けながら考えていたのは、こう
いうことである。

見出しは日本経済新聞より引用
キーン氏の記者会見での言葉は
読売新聞3月9日朝刊から引用

by photo-by-kohei | 2012-03-26 02:34 | 東京


デジタル一眼初心者が、四苦八苦しながら写真を撮ります


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