手探りでの作業

c0164274_41297.jpg
2011.09.24
@大船渡市末崎町泊里
写真はクリックで拡大します
ブログのランキング




ボランティアセンターで朝、「6班」での活動を命じられた。
チーム「6班」はこの日、側溝の泥あげを担当した

作業場所につくと、ミニバンを運転してくれたボランティア
センター職員のおじさんが、泥あげのおおまかな進め方と、
トイレの場所を教えてくれた

ところがおじさんは

「じゃあ15時くらいに迎えにきますから」

と言うと、そのまま本部に帰っていってしまった

その場に残されたヨソ者18人のチーム「6班」。
泥あげはみんな初心者だ。手探りで作業が始まった

c0164274_413355.jpg


まず側溝のふたを外す。専用の道具があって、これがすごく便利だった
ふたりでこの道具(名前はあるんだろうか?)の両側を持つと、テコの
原理で軽々と外すことができる

c0164274_412376.jpg


泥をあげる作業は、ふたりでペアを組んで進める

ひとりがスコップを持ち、泥をすくいあげる。もうひとりは土のう袋の
口を押さえ、すくいあげた泥をスムーズに入れられるようにする

あんまり泥をいっぱいに詰めてしまっても、後で運ぶのが大変になる。
だから詰める泥は、袋の半分か、せいぜい3/4くらいまでが限度だ

* * *

泥のなかにはときどき、ラベルに「ZARD」と書かれたMDディスクや、
「○○中学校昭和56年卒業記念」の文鎮や、そういった生活感あふれる
雑貨が混ざっていた。道路南側の側溝は泥が乾いていて、作業は面白い
ようにはかどった。北側の側溝は水をたっぷり含んでいて、みんな
泥だらけになった。スコップの上で小さなカニが動き出したときは驚いた

* * *

詰め終わった土のう袋。それを運ぶ係も必要になる。これにもまた、
専門の係を設けた。一輪車に載せて、みんなで決めた「集積場所」に
運んでゆく。作業が進むにつれ、土のうは次々と積み上がっていった

50分作業したら10分休む、というペースで進めた。タイムキーパー係に
なったのは20代後半のお兄さんだった。色黒で、笑顔が素敵な人だった

「それじゃ休憩で!」

声がかかると、みんないったんその場に座り「ポカリスエット」や
「伊右衛門」を飲んだ。当然まわりに自販機はない。朝のうちに大船渡の
町で買ってきたものを、ぬるいまま飲むのだった。しかし作業をしながら
とる水分はこのうえなくおいしい

c0164274_414253.jpg


先のほうが尖ったスコップより、四角いスコップのほうが使いやすかった
効率よく泥をすくいあげることができた。側溝のサイズを超えた大きさの
スコップは全く役に立たなかった

c0164274_382097.jpg


天気のいい日だった

直射日光があたるが、時折風が吹くと心地よい

まわりは草がぼうぼうに生えた荒れ地になっていた
だが、よくみてみると建物の土台だったのだろう、
コンクリートの骨組みが顔をのぞかせたりする

c0164274_3414138.jpg


このチームは作業中、しめっぽい雰囲気にはならなかった
どちらかというとみんな笑顔で、楽しく泥あげを進めた

それでもきっと、この広い一帯にもともとあった家々のことを、
みんな意識しながら作業していたはずだ
by photo-by-kohei | 2011-11-01 03:43 | 東北 | Comments(0)


デジタル一眼初心者が、四苦八苦しながら写真を撮ります


by photo-by-kohei

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31