まるで哲学書のよう
その本には例えば
「花は『しべ』にピントを合わせることで、自然な見え方になります」
と書いてあります
ほうほう
さらにページをめくると
「深い赤い色を表現するには露出補正をマイナスの設定に、
また黄色などは暗く写すと濁った感じに見えるので、明る
く写したほうがその色の持つイメージに近づきます」
とも書いてあります
ほうほう
本のタイトルは「すずちゃんのカメラ」
副題は「思いどおりに、ひとつ上の写真が撮れる本」
いますぐにでもカメラを持って出かけたくなる、そんな一冊
これまでなんとなく自分のテケトーな感覚でやっていたことを
プロのカメラマンがプロの視点で改めて具体的に説明してくれます
するとそりゃあもう「なるほど」と考えるわけです
たとえばひまわりの写真は確かになんとなく露出オーバー気味で
撮っていたし、あじさいの写真はアンダー気味で撮っていた
間違ってなかったんだ、そのほうがやっぱりキレイになるんだ
普段暮らしていていろいろ思い悩んでいるとき哲学の入門書を読むと
ああなるほどと合点がいくことがありますが、その感じとも似たものが
あります。ひとつの軸を与えてもらえるような、そんな感じがします
by photo-by-kohei
| 2011-07-15 04:04
| 東京