三連長屋
右には中華料理屋。あるいは餃子屋と呼んだほうがいいのかもしれない。こだわりがあるみたいだから。おやじさんとその奥さん、そして、おやじさんにそっくりな2代目。麺を茹で、餃子を焼いている。そんな店。奥さんは2つある入り口を出たり入ったりしている。注文をとる。
真ん中はおそらく民家。戸をあけた瞬間、壁が立ちはだかる。よく見ると階段だ。急な階段。その横にはガラス戸もあるけれど、かなり多くの荷物が積み重なっている。開けられそうにない。少なくとも私は、開けられているところを見たことがない。
左は、製紙工場。工場といっても小さい。中小企業の『なんとか社50年史』というような冊子が、いつも積み重なっている。フォークリフトを操縦する中年のおじさんがやってきて、紙の束を持ち上げ、軽トラックに積む。それの繰り返し。壁には共産党のポスターがはってある。こういうときって、いつも共産党だ。
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こういうふうにしてつながっていくのって、面白いなあ。
by photo-by-kohei
| 2010-05-17 22:00
| 東京